ハンドドリップは、日本人が作った文化です。
日本人の“こだわる”がたくさんつまった繊細で、なおかつ”手軽“なハンドドリップの良さを新鮮なコーヒーと一緒に伝えていきたいです。
こだわりのコーヒー生豆を揃え、お客様の好みに応じて焙煎をします。だからこそ、お客様に最後の仕上げ、コーヒーの抽出方法はちょっとこだわって頂きたいです。
家でも(茶果)と同じ味のコーヒーを楽しんで頂くためにお客様がお家で丁寧に淹れて頂くとありがたいのです。
ペーパードリップ
ここでは、家庭で手軽に出来るペーパードリップの方法を紹介します。
ドリップに使用する道具
ポット
湯を沸かすもの、お湯を注ぐときになるべく細く注げるように注ぎ口の細いものがいいと思います。
ドリッパー フィルターをセットする器、
陶器製、金属製、ガラス製、プラスチック製などいろいろな素材のものがあります。
穴も小さい穴、大きい穴、1つ穴、2つ穴、3つ穴と様々、形状もいろいろとあります。
茶果では、一般的な小さい3つ穴、台形型を(カリタ)おすすめします。
フィルター
珈琲の粉を濾す紙。ドリッパーの形に合わせたものを使います。
サーバー
フィルターから抽出されたコーヒーを受ける容器。ガラス製のものが一般的です。
珈琲抽出の手順と注意事項
抽出するお湯の温度は80度がお勧めです。ご自宅のハンドドリップ。お湯の温度って気にしたことはありますか?熱湯をそのまま使うと苦味・渋みが強く出てしまいます。お湯の種類・焙煎にもよりますが、基本は80度~85度。沸騰したお湯をドリップポットに移し替えて…ひと呼吸。
これで80度の出来上がり。あまり神経質になることはありませんが、温度を気にすることで味のバリエーションが増えますのでぜひお試しください。
1.フィルターの底部分と横部分をそれぞれ逆方向に折ります
2.ポットのお湯を一旦、沸騰させてから3~5分放置して80℃~85℃まで冷まします。(水道水中にある塩素を沸騰によってなくし、珈琲の成分に影響を与えにくい80℃くらいまで水温をさげます) コーヒーカップにもお湯を入れて温めておきます。
3.フィルターをドリッパーに密着させ、珈琲粉を10~12g(1杯分)入れて、ドリッパーを軽く振り、粉を平らにします。
4.ポットのお湯を少量、珈琲粉全体に注ぎ、全体を約25秒~30秒蒸らします。
(珈琲が新鮮だと盛り上がってきますが、古いと盛り上りません)
5.フィルターの中心部分、10円玉くらいの大きさに円を描きながら、ポットからお湯を注ぎます。
(なるべく細く、低い所から垂直に注ぐのがコツ)
6.泡が表面に浮いてきますので、この泡を下に落とさないように気をつけて注ぎます、サーバーのコーヒーが1杯分になった時点で、注ぐのを止めます。この時、お湯が残っていてもフィルターといっしょに捨てるのが大事です。
7.コーヒーカップのお湯を捨て、コーヒーを注ぎいれます。
1.新鮮なコーヒーを使用すること
2.珈琲粉にお湯を注ぐのは、中心部分だけ、周囲にはかけない
3.表面の泡を下(サーバー)に絶対落とさない
4.お湯の温度を上げすぎない(80℃~85℃)
5.注ぐときはなるべく細く、低い所から垂直に注ぐ
珈琲豆の挽き方、量、お湯の温度、蒸らし時間、注ぎ方によって珈琲の香味が大きく変わるのを感じてください。練習すれば家庭でおいしい珈琲を淹れることができます。